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【与太話 その2】 We Love The Beatles!by ゆういち)

 ヴィオラ・ジョークのライブでは、いつもビートルズの曲を入れています。

だって、ビートルズが好きなんだもん!

 

 前回の与太話で、私が小学6年生のときにクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ―」で洋楽に目覚めたことをお話ししました。その後、中学・高校を通してクイーンの音楽には、特にフレディの歌声と胸毛には、恐れにも似た感動と興奮がありました(ぎんざNOW!で見た「伝説のチャンピオン」のプロモビデオはよかったなぁ~)。クイーンは私の青春時代と同時進行だったのです。

 

 あれっ、ビートルズじゃないやん! そう、実はビートルズを本当に好きになったのはずっと後、社会人になってからなんです。

 

 ビートルズが解散したのは1970年、私が6歳のときでした。中学2年生になって初めてビートルズの前期ベストアルバム(通称「赤盤」)を聴いたものの、当時クイーンをはじめヒットチャートの上位に入っていたキッスだのエアロスミスだの「強烈見た目&サウンド」のグループに比べると、ビートルズの音楽は「聴きやすいけどなんか退屈」と感じてしまいあまり興味を持ちませんでした。ああ、なんとまぁ浅はかといいますか若気の至りといいますか、ホント腹かっさばいて詫びたくなります。あのときせめて「青盤」(後期のベストアルバム)も併せて聴いていれば、ビートルズの音楽の奥深さに少しは気づいたかも…と後悔しています。

 

 ところで、人生には何ごとにもきっかけというものがあります。

 

 私が20代前半に宇都宮の某タウン雑誌社で働いていたときですが、あるお店の新規オープンに合わせて取材に行きました。そこはマスターがビートルマニアの、いわゆる“ビートルズカフェ”でした。店内にはビートルズ関連のグッズが数多く飾られ、終始BGMとビデオが流れています。取材を通してマスターは、「たった8年の活動期間で世界の音楽シーンをあの4人は変えたんですよね。まさに伝説です」と彼らの魅力をたっぷりと話してくれました。「なんかすごいグループだったんだな」と俄然興味がわいてきました。そしてこの出来事から、ビートルズの音楽をちゃんと聴いてみようと思ったのです。

 

 あれから30年以上が経ちました。

 ビートルズの音楽は「聴きやすいけどなんか退屈」なのではなく、彼らの213曲すべてが「聴きやすく何度聞いてもなんか味が出てくる」音楽なのだと今は思っています。解散後半世紀以上経っても、テレビ番組で、CMで、映画の中で、街角で、とあちこちでビートルズの音楽が流れます。時代と世代を超えた普遍的な音楽! ポップス界のバッハ! おお神よ、ビートルズを作られたことに感謝いたします!

 

 ヴィオラ・ジョークのライブはトークがちょっと長いです。ビートルズの曲紹介では語りすぎることもしばしば。「さだまさしのコンサートじゃないんだから!」と怒られそうですが、そこはひとつご容赦願います。

 

 だって、私たちヴィオラ・ジョークはビートルズが大好きなんです!

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